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手根管症候群とは?症状・原因・対策を専門家がわかりやすく解説

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

手根管症候群は、指先のしびれや手の痛みが続く代表的な神経障害のひとつです。
特に女性に多く、40〜60代で発症しやすいと言われています。
スマホ・パソコンの長時間使用が増えた現代では、年齢を問わず増加傾向にあります。

■手根管症候群とは?
手首には「手根管」という、骨と靭帯でできた“トンネル”があります。
その中を「正中神経(せいちゅうしんけい)」という大事な神経と、9本の腱が通っています。
このトンネル内で神経が圧迫されることで、しびれや痛みが出る病気 が手根管症候群です。

■どんな症状が出るのか?
次のような症状があれば、手根管症候群の可能性があります。
✔ 指(親指・人差し指・中指・薬指の一部)がしびれる
特に「親指〜中指」が典型的です。小指はしびれません。
✔ 朝起きた時に手がしびれている
手を振ると楽になることが多いのが特徴です。
✔ 長時間スマホ・PC操作で悪化
文字入力や手作業で症状が増えることも。
✔ 親指の力が入りにくい
進行すると「つまむ」「ボタンを留める」などの細かい動作が難しくなります。
✔ 夜間〜明け方にうずくような痛み
眠れないほどジンジンするケースもあります。

■なぜ起こるのか?(原因)
手根管のスペースが狭くなったり、中を通る腱が炎症を起こすことで神経が圧迫され発症します。
代表的な原因は以下です。
スマホ・パソコンなど手首の使いすぎ
手作業の多い仕事(調理・製造・事務など)
妊娠・更年期などホルモン変化
関節リウマチ
糖尿病
腱鞘炎が悪化した結果
手首のゆがみ
特に現代では「手の使いすぎ+手首の歪み」が非常に多く見られます。

■自分でできる対策・予防方法
① 手首を反らさない(スマホ・PCの姿勢改善)
・スマホを下に構えすぎない
・パソコンは肘と手首が一直線になる位置に調整する
手首の角度をまっすぐにするだけで圧迫が軽減されます。
② 就寝時は手首を固定する
夜に悪化する人は、寝ている間に手首が曲がっていることが多いため、
軽いサポーターで手首をまっすぐに保つと改善しやすい と言われています。
③ 手のひらのストレッチ(簡単セルフケア)
手を軽く握る
指を開きながら手首をゆっくり反らす
10回ほど繰り返す
※痛みが強い場合は無理しないこと。
④ 使いすぎを減らす
・長時間作業は1時間ごとに休憩
・腱鞘炎の段階なら早めにケアする
これも非常に大切です。

■それでも良くならない場合は?
手根管症候群は、軽度〜中度であれば
手首の骨格調整や筋膜調整で改善するケースが非常に多い 症状です。
特に以下の状態が整うと症状は大きく変化します。
手根管周囲の筋膜がゆるむ
手首のアライメント(位置関係)が整う
前腕の筋緊張が取れる
神経の滑走性が回復する
整体やマッサージでは改善しづらいことが多いですが、
より解剖学的・医学的なアプローチは有効です。

■まとめ
手根管症候群は放置すると悪化しやすい症状ですが、
正しいケアと専門的な施術で改善が期待できます。
指のしびれ(親指〜中指)
朝のしびれ
夜間の痛み
つまむ力の低下
このような症状が出ている場合は、早めのご相談をおすすめします。

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