日本では「オステオパシー」って聞きなれないし、よく使われる横文字も入っていないからか、
その言葉の意味するものがどういう関連のものかも全く想像できない方も多いようで、
漠然と「それ何ですか?」とよく聞かれます。
ということで、今日のお話は「オステオパシー」の名前について書いてみたいと思います。
名付け親は、オステオパシーの創始者であるアンドリュー・テイラー・スティルというお医者さんです。
周りの人から「あなたのしている新しい医学は何というのか?」と聞かれるようになって、
自分でも名前を考えるようになったとあります。
彼は最初、カンサス州のアメリカインディアンの「オサージ」と「ポタワタミー」という2つの部族の名前を
組み合わせて「オサワトミー」という名前を思いつきました。
その後ギリシャ語で「骨」を意味する「オステオス」と「病む」を意味する「パソス」を合わせて
「オステオパシー」と名付けたのだそうです。
ことさら「骨」を強調して「オステオ」という言葉を選んだ訳ではないようですね。
「ギリシャ語学者が何と言おうが構わない。」と言っていたとか。
実際我々は骨ばかりを扱う訳ではありません。体全体を観るのですね。
全体とは、機械的な肉体だけを言うのではなく、精神・霊性を含んだものを考えます。
6年前から私が師事しているオステオパシーのドクターも
「私が創始者だったらオステオパシーという名前にはしなかっただろう。」と言っています。
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