「オステオパシーって骨をやるの?それとも筋肉?」というようなことをよく聞かれます。
➡ 答えとしては
「骨も筋肉も、必要があればその他の組織も、体全体が施術の対象になりますよ。」
となります。
「それを見つけ、治し、放置しなさい。」
これは、創始者・A.T.スティル先生の有名な言葉です。
オステオパシーでは、
この言葉の中の「それ」について、
つまり「施術する対象」について、
伝統的に「オステオパシー的病変」という言葉が使われてきました。
でも、
「これでは患者さんや他の医療従事者どころか、オステオパシーに携わる者にも判りにくい」ということで、
80年代から「体性機能障害」という言葉がよく使われるようになっていきます。
「オステオパシー的病変」はもっと大きな意味があるので「体性機能障害」とイコールとは言えませんが、
「体性機能障害」は実際によく扱うものです。
「体性機能障害」とは、
“体性系(筋骨格系)つまり、身体の枠組みとなる
骨・筋肉・筋膜・靭帯・関節などその他の結合組織
及び
それと関連する血管・リンパ管・神経の
機能の異常または変化”
のことを言います。
オステオパシーの手技療法は、それぞれの組織を対象としたテクニックがあります。
骨には骨への、筋肉には筋肉への、関節には関節への、
というように、沢山のテクニックがあるのですね。
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