オステオパシーは整体などと何が違うのか?

オステオパシーでは、主に手を使って施術します。
手を使って施術する というと
マッサージも、整体も、カイロプラクティックも
手を使って施術しますよね。

そこでよく聞かれるのが「それらと何が違うのか?」
特に整体もカイロプラクティックもオステオパシーも“体の矯正”を謳っています。
どこに違いがあるのでしょう?

その答えとして私が思うのは、使う技法の違いではなく、「考え方・哲学が違う」ということ。

確かに、オステオパシーには独自の手技技法がたくさんあります。
しかしながら、実は整体師やカイロプラクターの多くは、
オステオパシーの技法を結構取り入れています。
彼らの施術はオステオパシーなのでしょうか?

逆に
仮にオステオパスが他の手技療法のテクニックを使ったとしたら、
それはオステオパシーの治療ではないのでしょうか?

私は、
それぞれの哲学に則った原理・原則で行う治療であれば、
そのアイデンティティは保たれると思っています。

ですから、オステオパシーの考え方で行う治療は、
全てオステオパシーの治療になり得るのですね。

この前「健康に目を向ける医学」ということを書きましたが、
これはオステオパシー的な考え方の大きな特徴です。
それが表れている例を1つ挙げますと

【例】
背骨が右に曲がって固まっているとします。見た目も右に曲がっています。
この時、この背骨は右に曲がり易く
逆に
左には曲がりにくい状態となっています。

こうした場合、
オステオパシーでは診断として右に曲がり易いことを示す「右側屈病変」と表現します。

つまり、“より動く側・より健康な方”で表現するのです。

カイロプラクティックでは、
反対に制限されている側で表現されるようです。

そしてこれを元に戻す方法も、
他の手技療法で見られるような単純に左に押し戻す方法だけではなく、
中立させたり、より動く方向へ誇張させたりと、
より良い方法を体から教えてもらって施術していきます。

そうしたところにも、それぞれの哲学が表れているのではないでしょうか。

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